草食系男子の野草レシピ

春の野草をおいしく食べよう

「カラスノエンドウ」の天ぷら

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春の野草を食べる自然体験学習はいかが?

身近な野草を食べてみることで、植物と人間との係わりを楽しく学んでみませんか。
カラスノエンドウの他にも、食べられる野草は数多くあります。図鑑などを使い食べられる植物の特徴をしっかりと調べ、判断できないものは絶対に食べないようにしましょう。
花が咲いている植物は、その花の特徴を頼りに調べるとわかりやすいです。

  • 天ぷらで食べられる代表的な河川敷の植物(参考:4~5月頃の江戸川河川敷)
植物の名前 おいしい部分 植物の名前 おいしい部分
ヒメジョオン ギシギシ 若芽
イタドリ 若葉 ヨモギ 若葉
クコ 若葉 オオヨモギ
クズ 若葉 アカツメクサ
タンポポ 葉・花 セイタカアワダチソウ 新芽
ツユクサ 若葉 オオバコ
  • 摘み取りの時に準備するもの

ザル、ビニール袋、ハサミ、タオル、手袋、マジック、輪ゴム、筆記用具、救急セット。
※服装は長そで長ズボンにはき慣れた運動靴がよい。

  • 調理のときに準備するもの

鍋、サラダ油、天ぷら粉、コンロ、はし、ボウル、取り皿、水、塩、めんつゆなど

野草採取の手順

  1. 子ども達といっしょに植物の採取をします。このとき、ただ植物を採取するのではなく、指導者が植物の由来など(いつ頃日本に入ってきたかどのように使われてきたか、薬効など)を説明するとよいでしょう。
  2. 葉の場合はできるだけ新芽の部分を採ります。アブラムシなどのついている葉はとりません。
  3. 植物の葉や花は、同じ種類ごとに別々のザルに集めます。採取も最初はヨモギ、次はタンポポなど順番にすると混乱がありません。
  4. 集めた葉や花にはり紙をして、現物と名前の確認ができるようにします。

天ぷらを上手にあげるポイント

  1. 葉をよく洗って水気をとり、布巾などで水気を拭き取ります。
  2. 天ぷら粉と水を5:4でさっくり混ぜ衣をつくります。
  3. 油は高温のものを準備します。
  4. 葉を揚げるときは衣を片面だけにつけ、油の中で数回ひっくり返します。
  5. キッチンペーパーの上で油をきったら出来あがりです。

※たんぽぽコーヒーなどの野草で作った飲み物も用意すると、より楽しい野外食体験になるでしょう。
※天ぷらは植物の種類ごとに分け、子ども達が今食べている天ぷらがどの植物なのかわかるようにします。
※天ぷらを食べた後は子ども達に味や食感を発表させます。



ほっこり まったり 「たんぽぽコーヒー」

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タンポポの食べ方としては、カラスノエンドウのように天ぷらにする他、葉を生でサラダとして食べたり、茹でてあえものにしたり、根をきんぴらにしたりと色々な食べ方がありますが、ここではNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」に登場したことで、ひところ話題になった「たんぽぽコーヒー」の作り方を紹介します。

  • 『たんぽぽコーヒー』の作り方

あらかじめ断っておきますが、たんぽぽコーヒーを自宅で作るのは意外と大変です。(^^;)

  1. たんぽぽの根を傷つけないよう掘り起こします。(掘るのはちょっと大変な作業かも)
  2. きれいに泥を洗い落とし、2~3㎝程度にカットします。
  3. 天日干しで半月程度乾燥します。(しっかりと乾燥させることが大事)
  4. 乾燥した小片をフライパンで煎ります。(弱火で常にかき混ぜ煎り続けるのがコツ)
  5. 煎った小片をミキサー等で細かく砕く。(細かく砕くことでコーヒーのような味わいに)
  6. ペーパーフィルターなどでドリップする要領でコーヒーを入れます。

※好みによりミルクや砂糖を入れてもOKです。

以上で完成です。苦労が報われる瞬間をほっこりとお楽しみください。

野草に関する書籍
  • 『たのしい自然観察 雑草博士入門』著:岩瀬徹、川名興 ISBN 4881370863
  • 『雑草のはなし―見つけ方、たのしみ方』 著:田中修 ISBN 978-4121018908
  • 『身近な雑草のゆかいな生き方』著:稲垣栄洋 絵:三上修 ISBN 4794212003
  • 『柳宗民の雑草ノオト』著:柳宗民 画:三品隆司 ISBN 978-4480090508

2016/11/22